学術ニュース  2019年06月11日 19:45

■薬 薬草教室に73人参加 薬草に触れ味わうツアーも

 薬学部は5月11日に第28回薬草教室を開催した。今回は、学部生のほか地元の住民ら73人が参加した。

例年、講演会と薬用植物園のガイドツアーを行っており、今回は公益社団法人東京生薬協会の栽培指導員、飯田修氏が「似て非なる薬用植物」をテーマに講演した。
 飯田氏はまず、ムラサキやハトムギなどの代表的な薬用植物を例に、見た目が似ている植物で生薬に用いられるものとそうでないものとの区別の仕方を解説した。例えば、ムラサキとセイヨウムラサキでは、暗赤紫色の根を持つムラサキだけが生薬に用いられるとし、茎の長さや花や葉の色などの違いを説明した。
 飯田氏はさらに、生薬として用いられる薬用植物には、茎や根のサイズ、成分の含有量について規格があり、植物の特質を知った上で適切な土質や気候で栽培する必要があると説いた。
 この後、参加者は同学部の松崎桂一教授と矢作忠弘助教の案内で国内外の1000種類以上の薬用植物を栽植している薬用植物園を見学。講演会で浄血、鎮静などの効果があると紹介されたトウキなどを実際に見て回った。
 松崎教授は、抗菌作用を持ち、打ち身や捻挫にも効くキハダの枝を「このまま食べられる」と外皮をむいて配った。参加者の誰もが少し苦味のある味を初めて知った。
 最後に、同園で栽培しているステビア、アマチャ、エビスグサから作った3種類のお茶が参加者に振る舞われた。ステビアとアマチャには独特の強い甘味がある。参加者からは、口直し用にと最後に飲んだエビスグサのお茶があっさり味で「助かった」の声が多く挙がった。
 

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参加者に薬用植物について解説する松崎教授

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