学術ニュース  2019年03月20日 13:50

■工 プログラミング競技の高峰 アジア大会に初出場

 昨年12月に横浜市で開催された、学生プログラミング競技の最高峰とされる「国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)」のアジア地区大会に、工学部の4年生チームが初出場を果たした。ポルトガルでの「最終戦」への出場こそかなわなかったが、昨年7月に433チームが参加して行われた熾烈(しれつ)な国内予選を勝ち抜いてのアジア地区大会出場は、本学チームとしても12年ぶりの快挙という。

 ICPCは、1970年代に若手技術者育成を目的として米国で始まったコンテスト。現在は計算機械学会(ACM)が主催し、全世界で毎年3万人以上の学生が参加する一大イベントで、プログラミングを学ぶ学生にとって最も権威ある国際大会の一つとなっている。
 アジア地区大会への出場メンバーは、いずれも同学部情報工学科4年生の大竹雄貴さん、石井翔さん、安斎優也さん。3人とも工業高校出身で、早い時期からプログラミングの学習に打ち込んできた。
 同学部にはICPC出場を目指す有志が互いに技を磨き合う「練習会」という課外活動がある。3人は、1年生の秋から「練習会」に籍を置いてプログラミング技術を磨いてきた。
 競技は3人1組で、各チームに1台だけ与えられるパソコンを使って問題への解答を打ち込み「速度」「内容」「正確さ」を審査する方式。難問が多いだけでなく、問題数も多いため、堅いチームワークと長時間の集中力が求められる。これが、国内予選を突破するだけでも容易でないとされる理由だ。競技時間は大会によって異なるが、今回のアジア地区大会は5時間だった。
 連携が持ち味という「4年生チーム」だが、互いに顔を合わせるのは週に一度の「練習会」のみ。3人は、「練習会」で遠慮なく意見を言い合って培ったチームワークが、国内予選突破の原動力になったと口をそろえる。
 プログラミングの魅力について大竹さんは「生活内の面倒なことはプログラミングで解決可能。思い描く解決ができた時はうれしい」と話す。
 この春から大竹さんはソフトウェア企業で働く。大学院に進学する安斎さんと石井さんは、新たなメンバーを加え、ことしの国内予選に参加することを視野に入れているという。


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アジア地区大会初出場を果たした4年生チーム(左から石井さん、大竹さん、安斎さん)=17日、工学部61号館の教室で

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