学術ニュース  2018年08月07日 11:24

■工学部 地中熱利用コスト減 郡山市の2企業と技術開発

 本学工学部はこのほど、福島県郡山市の企業2社と共同で浅層地中熱利用システムの低コスト化技術を開発した。従来のシステムと比較して導入コストで40%、運用コストで10%の削減が見込めるという。

 浅層地中熱利用システムは、地下5~20㍍に設置した地中熱交換器で取り出す地中熱を冷暖房に利用する。
 導入コスト削減は、地中熱交換器で使う鋼管を回転させながら埋める回転埋設工法の開発によって実現した。埋設と熱交換の両機能を持つ2重管方式熱交換器を使うことで、埋設と設置を同時に行えるうえ、排出残土も無いため、大幅なコスト削減ができた。運用コスト削減は、複数の地中熱交換器と室内冷暖房機を連携制御するヒートポンプ制御技術の開発によって達成した。冷暖房の需要に応じて採熱できるため、地中熱の効率利用が可能となった。
 開発を主導した柿崎隆夫教授(機械工学)は「今後はIOT技術を駆使したサステナビリティを追求し、システムの優位性をさらに高めたい」と話している。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.