学術ニュース  2017年12月20日 17:47

■工 産学官連携フォーラム 約200人が参加し開催 ドローン活用で復興目指す

 工学部などが主催する「第18回産・学・官連携フォーラム」が11月28日、同学部50周年記念館で学生や関係者ら約200人が参加して開かれた。

 テーマは「葛尾村発ドローンを活用した産学官の連携による地域づくり」。第1部では岩城一郎同学部教授(コンクリート工学)や葛尾村復興推進室の松本忠孝室長ら6人がそれぞれの研究や取組みについて報告した。
 「葛尾村のいまをドローンで知る~社会インフラから環境まで~」をテーマに講演した岩城教授は11月3日に葛尾村で行ったドローンによる橋梁(きょうりょう)調査などについて報告した。ドローンが橋梁の下に入るとGPS(自動測位システム)衛星からの電波を受信できなくなり風に流されるという課題を報告。その上で将来的には工学部キャンパスに近い金山橋でもドローンを使った調査ができればと今後の展望を示した。
 松本室長は東電福島第一原発事故後に出された避難指示が昨年一部地域を除き解除された葛尾村の現状を報告した。それによると、11月1日現在、避難解除地域には旧住民1444人の内237人が帰還。村を知ってもらうために初めて自転車レース「ツールドかつらお」を開催し、上空からドローンでレースの模様を撮影した映像を村のPRに活用するという。
 「葛尾村発のドローン技術をふくしま、全国、そして海外へ」と題した第2部のパネルディスカッションでは、パネリストから「葛尾村で小学生向けのドローン教室を開催するなど、ドローンパイロット育成の場にできれば復興の起爆剤になるのでは」という意見が出された。また、葛尾村復興室の島崇徳係長からは「高齢者が広範囲に点在して住んでいる。ドローンによる見守りシステムを開発してほしい」と提言があった。

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    ドローン活用による葛尾村復興を議論

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