学術ニュース  2017年10月26日 19:05

■工 葛尾村と協定締結 ドローン活用で再生後押し 

 工学部はこのほど、福島県葛尾(かつらお)村と無人航空機(ドローン)活用に関する協定を締結した。東京電力福島第1原発の事故に伴う避難指示の大部分が昨年6月に解除された同村で、野生動物の生活圏侵入の実態や橋梁の老朽化などの調査にドローンを活用する。また、医療や防災分野への応用の道を探る。

 9月26日に同村役場で行われた締結式で出村克宣学部長と篠木弘葛尾村長が協定書を交わし、村役場前でドローンの試験飛行も行われた。出村学部長は「産官学連携の成果を、葛尾村発の工学技術として国内外に発信していきたい」と述べた。
 工学部は2015年に同村と復興に向けた包括連携協定を結んでおり、公共施設の設計などに工学部の研究者が協力してきたほか、「福島発の再生可能エネルギー」として注目される「浅部(せんぶ)地中熱」の利活用に関する実証実験を続けている。今回の協定は、先に結ばれた包括連携協定を具体化する意義がある。
 11月から始まる調査には、先に工学部とドローン利活用について合意を結んだ民間企業2社の担当者も参加する予定。
 研究の中心を担う岩城一郎教授(コンクリート工学)は「同村には居住人口が少なくドローンを安全に飛ばせる利点がある」と強調し「合意を結んでいる2社と連携し、村の復興推進の一助になりたい」と話している。

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