学術ニュース  2017年07月13日 18:36

■生産工 日独共同論文が2位 世界初の試験機開発成功

 生産工学部の高橋進教授(成形加工学)ら日独研究チームの論文がこのほど、金属板材の強度や変形を測る材料計測の研究を顕彰する「Zwick Science Award」の2位に選ばれた。

 同賞はドイツの大手試験機メーカーZwick社が主催しており、ことしで8回目。今回は世界各国から100件の応募があり3件が入賞した。
 高橋教授は、2015年4月から約半年間、ドイツのミュンヘン工科大の教授や大学院生ら4人と共に材料計測を行う試験機の開発と実用化に携わった。14年に高橋教授が本学で開発、特許を取得した試験機を基に改良を重ね、16年5月に完成。開発・研究の成果を論文にまとめた。
 自動車のドアなどの金属部品は、平らな金属板材を金型に当てプレス成形して作る。金属は引っ張る方向によって異なる特性があり、プレス成形の際に金属板材にどのようなしわや割れができるか試験機で正確に特性を計測することが金型を作る上で重要になる。
 従来の試験機は材料を一方向に引っ張るだけだったが、高橋教授らが開発した「二軸引張圧縮試験装置」は、リンク機構と呼ばれる十字形状の装置が特長で、材料の引っ張りと圧縮を同時に行いより多くのデータを取れる。リンク機構によって引っ張りと圧縮を同時に行う試験機は世界初。
 高橋教授は「異国の地での研究成果が認められ、非常にうれしい。一緒に研究した仲間の励みにもなる」と話した。

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