学術ニュース  2017年06月23日 20:30

■第11回日藝賞 受賞者が記念講演 学生時代振り返り経験語る

 第11回「日藝賞」を受賞した放送作家の小山薫堂さん(1987年放送卒)と海上自衛隊東京音楽隊所属の三宅由佳莉さん(2009年音楽卒)による記念講演が6月初旬、芸術学部江古田校舎で相次いで開かれた。

 7日の小山さんの講演は約100人が聴講した。
 小山さんは冒頭、本学には不本意入学だったことを明かした上で「人は知らず知らずのうちに最良の人生を選択しながら生きている」という父親の言葉を紹介。「日芸に入学したから今の自分がいる。人生に無駄なことはない」と後輩に語り掛けた。
 講演のテーマは「幸せの企画術」。ディレクターとしてのこれまでのキャリアで「自分の人生を楽しくすること」という基本哲学を貫いてきたと語り、「視点が変われば見方が変わる。知識や経験の引き出しを持っていなければ誰かの視点を変えることはできないのだから、日常を大切に生きて」と締めくくった。
 三宅さんの講演とミニコンサートは12日に約200人の学生が参加して開かれた。
 前半は、在学中に三宅さんを指導した渡辺馨本学名誉教授(ソプラノ歌手)、空手道部の先輩に当たる長部純平・同学部庶務課員と共に登壇し、トーク形式で日芸時代を懐かしんだ。
 海上自衛隊に初めて「声楽採用」された三宅さんは、東日本大震災時に被災地で慰問演奏した経験を振り返り、「涙を流しながら聴いてくれる人や『勇気をもらった』と言ってくれる人、力強く手を握ってくれる人もいた。三等海曹三宅由佳莉として歌うことの意味をあらためて学んだ」と熱っぽく語った。
 後半のミニコンサートでは「翼をください」やオリジナル曲「祈り~a prayer」など6曲を歌い、評判通りの透き通った歌声を披露した。三宅さんは「自分の任務は国民と海自の懸け橋になること。日芸で学んだことを生かしてこれからも前進していきたい」と話した。


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                学生からの質問に答える小山さん

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         三宅さんはオリジナル曲を歌った

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