学術ニュース  2017年05月24日 19:08

■工 堀川助教に山田一宇賞 耐震性の経年劣化研究で

 工学部の堀川真之・助教(鉄筋コンクリート構造)の論文が公益財団法人前田記念工学振興財団の「山田一宇(かずいえ)賞」を受賞した。

 授賞式は6月2日に東京・浜松町の世界貿易センタービルで開かれる。
 論文名は「時間依存性を考慮した高強度鉄筋コンクリート柱の弾塑性(だんそせい)挙動に関する解析的研究」。高層鉄筋コンクリート造建物の柱の耐震性能が年を経るにつれ、どのように変化するかをコンピューターシミュレーションによって明らかにした。
 堀川助教によると、コンクリート柱は時間がたつにつれて体積が縮む「クリープ現象」を起こすが、これまで耐震性への影響の度合いなど詳しいことは分かっていなかった。
 実物の鉄筋コンクリート柱での実験は困難なため、コンピューターシミュレーションの手法を駆使し、経年変化のもようを解析した。
 研究が進めば、「この建物はあとどの程度の地震動に耐えられるのか」といった住民が知りたい情報を提供できるようになるという。
 堀川助教は、「現在は1本の柱を対象にしているが、複数の柱が存在する骨組みを対象に耐震性能へ及ぼす影響を明らかにしたい」と話した。

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