学術ニュース  2017年02月03日 22:09

■生物資源科 「うなぎプラネット」最後のシンポ 2年の取り組み総括

 生物資源科学部など9学部が連携してウナギ資源保全の道を探る「うなぎプラネット」は、昨年11月29日、最後の国際シンポジウム「うなぎプラネット2」を開催した。

 「うなぎプラネット」は、ウナギ研究の第一人者である同学部の塚本勝巳教授(海洋生命科学)らが中心となり2015年に立ち上げた総合研究プロジェクト。日本の「ウナギ文化」を将来に残そうと、理工や芸術など9学部の研究者や学生が学部の枠を超えて参画した。活動はことしの3月31日で区切りを迎える。
 2年間の総括となる今回のシンポジウムには、塚本教授ら本学研究者8人と国内外の研究者12人が参加した。初めにウナギの減少という共通の課題を抱える日本、中国、韓国、台湾の研究者5人が各国の現状を報告。その後、理工学部の安田陽一教授ら14人の研究者は、自然科学や人文科学などさまざまな分野から見たウナギ文化や保全に必要な方策について報告した。
 昨年7月から12月まで生物資源科学部博物館で行われた長期企画展「うなぎプラネット」には約1万5000人が訪れた。塚本教授は、若い世代にウナギへの興味を持ってもらうための出張授業「うなぎキャラバン」を行うため、1年間で全国の小中高88校に足を運んだ。さらに、芸術学部の学生たちとは「うなぎプラネットCM」を作成するなどの成果を残した。
 2年間のこうした活動について同教授は「さまざまな分野の研究者が集結し、長期企画展や出前授業などの新たな試みを多数盛り込んだ活動ができたことを誇りに思う」と総括した。
 最後に生物資源科学部の朝比奈潔教授が「2年間でウナギに関する多くの情報が蓄積されたと感じる。世界中のウナギ資源を守る上で良い機会を提供できた」と結んだ。
 
 うなぎプラネット写真.jpg
  塚本教授は「うなぎプラネット」の2年間の活動を振り返った

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