学術ニュース  2016年10月20日 18:44

■工学部 郡山市と協定締結へ 下水対策で技術開発を模索

工学部と福島県郡山市は、下水処理事業に関する連携協定を締結する。締結式は31日、同市役所で行われる。

協定には▽都市型豪雨対策▽下水汚泥利用▽雨水利用▽施設長寿命化に関して研究開発に取り組むことを盛り込む予定。同市では豪雨の際、市街地の浸水被害がたびたび発生することから、工学部が協力して排水処理予測の精度を高めるためのセンサーを下水管内に設置するなど、約10年前から事業を進めてきた。一方、国は3年前から下水汚泥を肥料として利用し、農作物を栽培するプロジェクトを推進している。「BISTRO下水道」と名付けられたこのプロジェクトに取り組むため、同市は下水道事業で協力関係にあった工学部と新たに協定を結ぶことになった。
 同市は下水汚泥を利用した地場野菜のブランド化を目指し、今後は市郊外の浄化センターを拠点に汚泥の回収方法などを検討する。また、下水管内の未処理下水の熱も生かしたいとしている。
 工学部で研究の中心を担う土木工学科の中野和典教授(環境生態工学)は「下水道事業は多岐にわたる。学部横断で研究し、新技術を市民に還元したい」と話している。

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