総合ニュース  2016年05月26日 21:17

■学生生活実態調査 「日大入ってよかった」76% 満足度上位は図書館      

 3年に1度、日大生の意識・行動を調査する学生生活実態調査(2015年6月実施)の報告書がこのほどまとめられた。

 前回(12年)同様、7割以上が「日大に入ってよかった」と回答。「今の学部に入ってよかった」が初めて8割を超え、いずれも1988年の調査開始以来最も高い割合を示した。満足度が高い項目では図書館関連が上位を占める一方、3割近くが学生食堂の混雑に不満を持っていることが分かった。
 
 調査は昨年6月8日から19日にかけて行われ、14学部と通信教育部、短期大学部の学生6万9112人から無作為抽出した8003人を対象に実施、6007人から有効回答を得た。報告書は小関勇副学長が委員長を務める学生生活委員会と学生生活実態調査小委員会がまとめた。
 授業・施設・サービスなど41項目について満足度を問う質問では「とても満足」の上位5項目中3項目を「図書館の閲覧・貸し出しシステム」(28・9%)など図書館関連項目が占めた。
 「とても不満」の1位には「学生食堂のテーブル数・混み具合」(28・5%)、5位に「学生食堂のメニュー・値段」(15・5%)が挙がった。いずれも前回調査よりわずかながら減少したものの、依然不満度が大きいことを示している。
 一方、前回不満度5位だった「授業情報の知らせ方」は今回初めて「とても満足」(13・9%)が「とても不満」(11・1%)を上回った。学部内ポータルサイトを利用し、授業情報などを伝えるシステムの浸透が反映したためとみられる。
 「日大に入ってよかった」は76・0%(前回74・2%)。「今の学部に入ってよかった」と答えた学生は80・2%(同79・8%)に上った。「自分の身内を日大に入れたい」は25・0%(同20・8%)にとどまった。
 学生が抱える不安や悩みを問う質問では「就職や将来の進路」(46・0%)が前回より5・9?減少。悩みのトップだった2000年度の59・0%から漸減傾向にある。
 調査結果は本学ホームページで見ることができる。


 ▼解説▼ 
 満足項目の上位を図書館関連が占めた。全学共通の閲覧・検索システムの導入や集団で学習できる共用スペース「ラーニング・コモンズ」の設置など、利用しやすい図書館を目指した改善努力が実を結んだといえる。
 不満項目では03年度調査から5回連続で「学生食堂のテーブル数・混み具合」がトップ。ただ、前回調査より「とても不満」は4?減少、満足層(「とても満足」「どちらかといえば満足」)が10学部で増加。法、文理、歯、薬学部では10?以上増えた。
 空き時間を過ごす場所の1位は「学生食堂・カフェテリア」(42・6%)。学生たちにとって学食はゆっくりと食事や会話を楽しむ憩いの場だ。より一層の設備の充実が望まれる。
 他の不満項目では「他学部の催しなどの情報入手」(15・9%)など学部間交流や情報の共有に関連する項目が2―4位を占めた。学部ごとにキャンパスが異なる本学で、他学部の教員や学生と交流する機会はNU祭などに限られるが、他学部の催しなどに参加したいという一定の声があることを裏付けた。
 一方、調査開始時には3割を超えていた「日本大学新聞を読んでいる」(16・3%)、「学部の機関紙を読んでいる」(17・3%)は減少傾向。若者の活字離れという一般的な傾向はあろうが、「学園の連絡一体化」をうたう本紙の機能が果たされていないことを率直に反省し、学部間の交流を通じて本学の一体感が高まるような質のよい報道に努めたい。 伊藤 駿
 

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