サークルニュース  2016年01月29日 20:48

■芸術 田中さんに舟橋聖一賞 「年の差恋」の葛藤描き切る 

 大学院芸術学研究科で学ぶ田中里咲さん(23歳)が、小説「海と舟」で第27回舟橋聖一顕彰青年文学賞の最優秀賞を受賞した。

 田中さんは文芸学専攻博士前期課程1年生で、本紙が主催する一昨年の第30回日大文芸賞では小説「のんのあん」で優秀賞、昨年の第31回は小説「コーラルブルーの海」で佳作を受賞した。
 舟橋賞の受賞作は、主人公の大学生「夏子」がアルバイト先の上司「藤堂」との長崎旅行で、土地の風景に触れながら親子ほど歳の離れた藤堂との「恋人未満」のあいまいな関係に思いを巡らせるというストーリー。年齢差のある恋愛をめぐる葛藤を、長崎の風景と重ねて描き出した。
 田中さんは「群馬出身の私にとって海は憧れ。以前、友人と訪れた長崎の町並みなどが印象に残っていて、書いてみようと思っていた」と語った。
 舟橋賞は滋賀県彦根市が主催する文学賞で、1989年から全国の18~30歳の青年を対象に募集を開始した。歴代受賞者に、本学芸術学部出身の作家額賀澪さん(24歳、2013年文芸学科卒)らがおり、若手作家の登竜門として知られている。最優秀賞と佳作が各1編ずつ選ばれる。

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