校友・付属校ニュース  2015年12月10日 14:07

■グッドデザイン賞 吉田、金光両氏に金賞 新機軸の「サ高住」を設計

 本学OBで建築家の吉田明弘さん(50歳、1990年工学部建築学科卒)とランドスケープアーキテクトの金光弘志さん(47歳、91年理工学部交通土木工〈現、交通システム工〉学科卒)が設計・建設に携わったサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「わかたけの杜(もり)」(横浜市青葉区)がこのほど、2015年度グッドデザイン賞の金賞(経済産業大臣賞)に選ばれた。

 敷地条件を生かした新しい建築形態によって、今後の同種建物のデザインに大きな示唆を与えた点が高く評価された。
 「わかたけの杜」は、横浜市を中心に高齢者福祉事業を展開する社会福祉法人若竹大寿会の基幹施設。24時間対応の介護事務所や診療所などを併設し、同じ法人が運営する隣接の介護老人保健施設や特別養護老人ホームと容易に連携できる。
 計画敷地内には市の保存緑地を取り込む必要があっただけでなく、周囲の住宅街への配慮も求められた。立案段階から参加した吉田さんは、周辺環境への影響を抑えつつ必要戸数を確保するため、エレベーターがあるセンターハウスを中心に、8棟の木造2階建て長屋を空中歩廊で連結した「低層分棟連結型」を提案した。住居内には可動間仕切りと可動家具を採用。介護度に応じた間取りの変更を可能にした。吉田さんは「温めてきた考えを形にできた。評価されてうれしい」と語った。
 外部空間のデザインを担当した金光さんは、「下町の路地」のような空間を提供した。金光さんは「さまざまな制約の中で歩道や樹木の配置を工夫してこの案が生まれた。入居者が生き生きするような場をデザインした」と話した。
 グッドデザイン賞は国内唯一の総合的デザイン推奨制度。金賞は大賞(内閣総理大臣賞)に次ぐ賞に当たる。今回は18件が受賞した。
 
 わかたけの杜.jpg
     「わかたけの杜」の全景(写真家北嶋俊治氏提供)

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