学術ニュース  2015年12月10日 13:16

■理工 「光と物質」の研究報告 文科省支援事業の成果示す

 文部科学省によって私立大の戦略的研究基盤形成支援事業に指定されている「光と物質」に関する研究プロジェクトの成果報告会が10月31日、理工学部船橋校舎先端材料科学センターで開催された。

 テーマは「超短時間光・物質相互作用の理解・制御が切り開く新材料・物性・デバイスの探索と創生」
 各研究の担当者が研究の進捗(しんちょく)を報告し、参加した約70人の研究者や学生と議論した。招待講演者として、名城大の福住俊一教授と産業技術総合研究所の土屋哲男研究員が講演した。
 福住教授は「人工光合成の新戦略」と題して講演を行った。光合成の仕組みを人工的に再現する試みには一般的に水素を使用するが、福住教授は日本で簡単かつ豊富に入手できる海水を利用した、人工光合成の手法を開発した。
 一方、本学の塚本新・教授(光磁気物性)は新奇な光作用による磁気記録の高速化に関する研究の現状について報告した。塚本教授は、円偏光レーザーと呼ばれる特殊な光を記録媒体に直接照射することで、現行の10万倍の速度で記録できる方式を開発しており、今回はこの研究の将来展望について語った。
 同プロジェクトの代表も務めている塚本教授は「さまざまな分野の研究者が参加し、興味深い議論ができた。プロジェクトの理解も深めていただいたので、共同研究のきっかけになってほしい」と述べた。

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