サークルニュース  2015年10月26日 19:54

■工 最優秀賞に渡辺さん CO2吸収物質の性質究明

 北海道大学札幌キャンパスで9月上旬に開催された化学工学会の基礎物性部会セッションで、「シアノ系イオン液体の二酸化炭素吸収特性」と題した渡辺正輝さん(大学院工学研究科生命応用化学専攻博士前期課程2)の研究発表が最優秀賞を受賞した。

 イオン液体とは常温で液体の状態を保つ塩を指す。二酸化炭素(CO2)を多く吸収する性質があり、温暖化の原因となるCO2をイオン液体に吸収させ回収することで大気中のCO2量を削減でき、発電所などでの利用が期待できる。
 工学部環境化学工学研究室でこの研究に携わってきた渡辺さんは、昨年の同学会でフッ素を含むイオン液体のCO2溶解度を極めて少ない試料で測定できる「高圧磁気浮遊天秤」で測定した結果について発表。ことしはCO2を吸収したイオン液体の体積を補正することでその精度を向上させ、シアノ基を持つイオン液体のCO2吸収特性を明らかにした。
 渡辺さんは「実用化に向け研究を続けたい」と語った。
 
 

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