サークルニュース  2015年09月24日 15:01

■医 学生がボランティア団体設立 知識生かし英語で手助け 

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、医療面から訪日外国人をサポートする学生ボランティア団体「Team Medics」を医学部の鈴木あみさん(2)と稲崎稔明さん(3)が中心となって立ち上げた。

 大会期間中、競技会場へ出向き、患者への英語での聞き取りなどから問診票を作成して医療機関で円滑に診療を受けられるよう手助けする。
 ことし5月、鈴木さんが稲崎さんに話を持ち掛けたのをきっかけに構想が具体的に動き出し、医学部の押味貴之助教(医学英語教育)らの支援を受け7月に設立した。
 代表を務める鈴木さんは中学3年間を公用語が複数あるスイスで過ごし、医療機関を受診した経験がある。「英語が通じるかどうかも分からない中、精神的な不安は大きかった。日本で同じ思いをする外国人を助けたい」と話す。
 小学生のころから小児科医を目指してきた副代表の稲崎さんは、訪日外国人が増え続けている現状から英語での診療は必要になるだろうと考え、鈴木さんの働き掛けに応えた。稲崎さんは「医療の知識がある自分たちの強みを生かしたい」としている。
 鈴木さんらの呼び掛けに、本学内外の医学部生、看護専門学校生や薬学部生ら約140人が協力を表明しているという。今後は他国の医療保険制度や宗教的な制約などについて勉強会を開き、年明けからは国際大会の場で本格的な活動を始める予定だ。
 鈴木さんは、「5年後までに組織を全国規模に成長させ、外国人が日本で安心して診療を受けられる環境を作りたい」と話している。

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           勉強会に臨む代表の鈴木さん(中央)

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