学術ニュース  2015年08月17日 15:06

■理工 超小型衛星 成否判断へ画像解析 膜面展開ミッションを実施

 昨年5月に打ち上げられた理工学部宮崎・山崎研究室(航空宇宙工学)の超小型人工衛星「SPROUT(スプラウト)」の最重要ミッションである複合膜面構造物の宇宙空間での展開実験が、6月23日に実施された。

 ミッションは、衛星から2本の棒状のチューブを突き出し、1辺約1・5㍍のほぼ正三角形の帆のような形に膜を展開するというもの。膜がどの程度開いたかを示す展開率の値によって成否が決まる。成否の決定には衛星搭載のセンサーで集めたデータと、画像の確認が必要となる。
 ミッション信号の送受信は23日の午後9時37分から翌日の午前1時ごろまで行われた。1回目の衛星との交信では、同研究室の地上管制局から複合膜面構造物の展開を指示する信号を送信。3回目の交信では衛星に搭載されたセンサーで集めたデータの受信を国内外のアマチュア無線家の協力を得て行い、複合膜面構造物を収めている収納機構のふたが開いていることを確認した。
 その後、2台の衛星搭載カメラによる複合膜面構造物の展開の画像の取得を試みているが、7月7日現在、成否を判断できる画像の取得には至っていない。同研究室では引き続き、画像の取得と取得した画像の解析作業を続けている。ミッションが成功すれば、世界初の快挙となる。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.