サークルニュース  2014年12月12日 14:49

■理工 山下さんが優秀論文賞 ヒトの学習能力を回路化

 11月中旬に沖縄県石垣市で開催された、IT機器の回路やシステムに関する国際会議APCCAS2014で、山下大地さん(大学院理工学研究科博士前期課程1)が学生優秀論文賞を受賞した。

 同賞は山下さんを含む3人が受賞した。
 山下さんは、人間の脳内の学習を担うシナプスに着目し、シナプスモデルの集積回路を構築した業績が評価された。
 人間の脳には百億以上もの神経細胞がある。細胞が刺激を受けるとパルスと呼ばれる電気信号が生じ、その信号は神経細胞をつなぐシナプスを通って伝達される。脳内ではシナプスで結合した神経細胞がネットワークを構成しており、パルスの出力順序と時間差によってシナプスの働きが変化し、学習能力が強まったり弱まったりするとみられている。
 山下さんは、この現象に関する電子回路モデルを提案し、実際に集積回路で再現。この集積回路は今のところ、二つの神経細胞を繋ぐシナプスのみの小規模モデルだが、大規模化できれば人間並みの学習能力を持つ集積回路を作ることができるという。
 

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