学術ニュース  2014年12月12日 14:02

■生物資源科 農村サミット 連携と育成テーマに 就農者獲得へ具体策討議

 生物資源科学部は11月28、29の両日、同学部本館大講堂で「全国農村サミット2014」を開催した。

 「域学連携と人材育成―地域で活躍する卒業生と受入体制」をテーマに、湘南校舎の卒業生のほか、JAや地方自治体など新規就農者の受入機関代表者らが農林業の現状を報告。これに基づいてパネルディスカッションを行った。
 公益社団法人大日本山林会の田中惣次副会長(1970年農獣医〈現、生物資源科〉卒)は、木材の完全輸入自由化の影響で不振が続く国内林業の現状を報告。中でも就業者の減少が深刻だとして、人材育成が喫緊の課題であると訴えた。
 また、行政の代表として講演した山形県最上郡真室川町の井上薫町長は、新規就農などの受入促進策について熱弁。同町での取り組みとして、新規就農者が新たな作物栽培に取り組むに当たって町全体で支援するほか、町で作った農林水産物に新たな産業の創出や付加価値を生み出す、いわゆる6次産業化も推進していることをアピールした。
 両日行われたパネルディスカッションでは、出席者が各地域の魅力や就農時の苦労、今後の就農者増には何が必要かなどについて討議した。北海道浜中町農協の石橋栄紀組合長は地域の農業は型にはめる必要はないと指摘。若者にはやりたいことに挑戦してもらい農業の魅力を知ってもらうことが先決だと話した。同サミット運営委員長の小林信一教授(畜産経営学)は「地域には元気がなくなっている。地方を消滅させないためにも自治体や地場産業と連携していくことが大学の使命だと思う」と話した。

農村サミット.jpg
            全国各地の問題について議論

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