学術ニュース  2014年09月30日 12:56

■生物資源科 無毒ジャガイモに道 青木教授ら酵素遺伝子発見

 生物資源科学部の青木俊夫教授(植物科学)が参加した共同研究グループがこのほど、ジャガイモに含まれる「ステロイドグリコアルカロイド(SGA)」という有毒成分の生成に関わる酵素遺伝子「SSR2」を発見した。

 中毒の危険性を抑えたジャガイモの育種が期待できる発見という。研究成果は、米科学誌The Plant Cell電子版に掲載された。
 SGAはジャガイモの芽や緑化した皮などに含まれ、中毒の原因となる。この生成にコレステロールが関わっていることは知られていたが、植物にはコレステロールが少ないためこれまでSGAの詳しい生成の仕組みは明らかではなかった。
 今回発見されたSSR2は、コレステロールを作り出す重要な酵素の遺伝子であることが分かった。遺伝子組み換えでSSR2を破壊したジャガイモを分析すると、SGAの含有量が普通のジャガイモの約1割にまで低下していた。このことから、SSR2がSGAの生成に関わっていることが突き止められた。

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