学術ニュース  2014年07月22日 16:32

■歯 登山道の放射能汚染を分析 野口准教授奨励賞を受賞

 歯学部の野口邦和准教授(歯科放射線学)の論文がこのほど、日本登山医学会の奨励賞に選ばれた。

 授与式は5月31日、東京都豊島区の自由学園明日館で行われた。前年に発表された優れた論文・著書が対象で、毎年1人を選出する。
 2011年の原発事故で関東・東北の山岳地帯に放出された放射性物質の放射線量に関するデータは当初、航空機によって約1㌔の上空で測定したものしかなかった。このため、日本勤労者山岳連盟の会員が11年秋から13年冬にかけ1時間当たりの放射線量を詳しく記録。野口准教授は、得られた220の登山道のデータを基に、論文「東北・関東地方を中心とした登山道の放射線測定」をまとめた。
 その中で、一般に知られた登山道を歩く限りは人体に影響が及ぶほどの高い線量は記録されず、やぶの中に入ったりしなければ安心して登山を楽しめることを明らかにした。
 野口准教授は「山を愛する人たちの協力でここまで来れた。これからも研究を続けたい」と話している。

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