学術ニュース  2014年06月23日 13:39

■国際関係 埋もれた剣劇役者に光 田中教授が学会賞

 国際関係学部の田中徳一教授(比較演劇)に国際文化表現学会賞が贈られた。

 大正から昭和にかけて活躍した大阪出身の剣劇役者、筒井徳二郎(1881~1953年)の生涯をまとめた著書「知られざる剣劇役者の記録」が評価された。
 田中教授によると、筒井は剣劇団の座長として、世界恐慌の余波が日本にも及んだ昭和初期、公的支援を受けずに一座を率いて22カ国の巡業を敢行。当時の欧米演劇界に大きな影響を与え、「世界の剣劇王」とたたえられた。同書では海外巡業の記録をはじめ、調査で得た膨大な資料や巡業の帯同者の証言などから筒井の功績を紹介した。
 田中教授は「国内外の多くの人の協力があって出版できた。一度にこれだけの規模で海外公演を行った日本の役者はいない。日の目を見ることが少なかった筒井という人物を知ってもらえたら」と語った。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.