総合ニュース  2014年01月28日 15:31

■新しい研究分野生む N.プロジェクト成功裏に幕 ナノテク活用で成果

 本学の総合力を結集し情報分野などの研究課題に取り組んだ「N.プロジェクト」が今年度で終了する。

 2009年度から5年間で500以上の論文を発表し、25件の特許を出願する成果を生んだ。代表を務める理工学部の大月穣教授(超分子化学)は「全ての分野で良い結果を残せた」と述べ、プロジェクトが成功裏に終了したことを強調した。
 本学の「学術研究戦略推進事業」の一環として行われたN.プロジェクトは、文理、理工、医、生物資源科、薬の5学部が連携し、ナノテクノロジーを「情報」「エネルギー」「医療」の3分野で活用する一大事業となった。5学部の研究者が一体となって取り組んだ、本学の「総合力」の象徴とも言える研究だ。
 この取り組みが、エネルギー分野では燃料電池への利用が期待できる新素材の発見に、医療分野では手術跡を残りにくくする新薬の候補物質発見につながった。さらに、情報分野では理工学部の塚本新准教授(電子工学)が07年に発見した、光で磁石を操作する「光誘起磁化反転現象」を利用し、世界最高速の記録方法を確立することにも成功した。実用化できれば現在の記録方法の約10万倍の速さで記録できるという。
 昨年12月21日には、5年間の成果を総括する最終シンポジウムが日本大学会館大講堂で開催され、12人の研究者が演壇に立った。大月教授は「特に塚本准教授の研究は、新しい研究分野を誕生させた点が最大の成果」と話した。
 
 

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