学術ニュース  2013年05月28日 18:20

■森永教授が研究紹介 食資源開発で成果 早採りコンブで地域活性化

 食品素材の専門紙、食品化学新聞社が主催する食品開発者と企業のマッチングイベント「ifiaJAPAN2013」が5月15日から17日まで江東区の東京ビッグサイトで開催された。

 本学からは生物資源科学部が出展。15日には森永康教授(食品微生物学)がプレゼンテーションし、約30人の研究者が協力して進めているプロジェクト「フードイノベーション」を紹介した。このプロジェクトでは機能性食品の開発、地域活性化のための食資源の活用に取り組み「イノベーティブな食品開発と開発人材の育成」を目指している。
 さまざまな取り組みの一つに、理工学部や生産工学部、伊豆の地元漁協などと協同で推進している「早採りコンブ」の養殖試験と利用開発がある。コンブは通常2年ほどで収穫するが「早採りコンブ」は約4カ月で収穫できる。漁の閑散期の冬場に養殖を開始するため、漁師の副業にもなる。地球温暖化に伴う海水温上昇に備えた新栽培漁業であり、漁場の二酸化炭素を吸収させることで漁業環境を改善する効果も期待できる。刻んだ早採りコンブを練り込んだソーセージも開発中で、今夏の商品化を目指している。
 プロジェクト代表の森永教授は「研究開発のインフラはすでに整っている。それをどう生かすかが大事。食品開発に精通した多くの卒業生を神奈川や静岡などに送り出し、ひいては日本の発展につなげたい」と話した。

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  森永教授が「 フードイノベーション」の取り組みをアピールした

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