学術ニュース  2012年09月27日 20:22

■生産工 落花生のさや再利用 インド工科大と共同開発へ

 生産工学部の高橋進教授(金属・樹脂成形学)が、日本学術振興会の支援を受け、インド工科大と共同でインド産落花生のさやの再生技術の開発に着手した。

 高橋教授は以前から、大量に捨てられる落花生のさやを有効活用できないかと研究を続けてきた。2年前には、千葉県産業支援技術研究所と協力し、千葉県産の落花生のさやを0・5~1・4ミリの大きさに砕き、接着剤と水を混ぜて熱と圧力を加えて板状に成形する技術を完成、特許も出願した。成形した板は家具や建築材料として利用できるという。
 インドが落花生の生産量世界第2位というところに注目した高橋教授は、この技術を応用し千葉県産よりも強いインド産のさやの特性に合った成形技術開発を進める。
 この秋にも、インド工科大(デリー校、カンプール校)の研究員2人が来日し、同学部の研究所で高橋教授らと約1カ月間研究する予定だ。「うまくいけば資源を有効活用し、環境に優しいものが作れる」と高橋教授は話す。
 現在、成形できる板の厚さは10ミリほどで、長さも300ミリまで。今後、大型の板状に成形できるかが課題だ。成形技術の開発と同時に大型成形機の開発も国内企業と共同で行う予定だ。

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