総合ニュース  2012年07月20日 15:42

■工 学内でホタル乱舞 環境の安全、安心アピール

 工学部敷地内の放射線量が安全であることをアピールしようと放流されていたホタルが羽化し、夜間に発光する様子が6月21日に初めて観察された。

 ホタルの発光は7月中旬ごろまで見ることができるという。
 羽化したホタルは、東京都板橋区環境課が運営する「ホタル生態環境館」(阿部宣男館長)が提供した。阿部館長は、放射能の年間被ばく線量がある一定の値を超える環境ではホタルの羽が生えなかったり発光しなかったりといった異常が起きることを突き止めていた。これを伝え聞いた工学部の出村克宣学部長が「学内でホタルを飛ばし、環境の安全、安心をアピールしたい」と、ことし4月、協力を依頼、快諾を得た。
 5月末には学生、教職員約20人が手伝って正門横の敷地にある水路をホタルが生息できる環境に改修。上流に浄化効果のある石や砂を置き、水際にはホタルの幼虫が潜りやすい土をまいた。翌29日にはヘイケボタル約300匹、ゲンジボタル約150匹の幼虫と餌となる巻き貝のカワニナ3キロなどを放流した。2種のホタルの幼虫は、いずれも阿部館長が23年前に福島県の阿武隈川支流で採取し育てたホタルの子孫という。
 出村学部長は「環境の影響を受けやすいホタルが無事に成虫になったことは安全、安心につながる」と話している。

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幻想的な光を見せるホタル

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