学術ニュース  2012年01月11日 21:17

■工 ロハスノ家3号完成 生活用水の完全自給目指す

 生活用水の完全自給を目指す工学部の加藤康司教授(機械工学)の「ロハスの家3号」が11月17日、同学部敷地内に完成した。着工はことし2月。建設費は4800万円。

 1号で取り入れた風力と太陽光エネルギーのみで可動する冷暖房機、2号の高断熱ガラスなどの技術を継承。3号では、これに水の浄化・再利用システムを導入した。
 V字型の屋根(総面積100平方メートル)で雨水を取り入れ、地下タンクで浄化しキッチン、バス、トイレに供給する。
 生活排水は再び地下タンクに戻して浄化した上で屋外の貯水槽に移し、微生物でバクテリア分解した上で特殊なコンクリートブロックでろ過し、きれいな水となる。
 さらに「地中熱センター」も設置。温度が15度前後と一定している地下約10メートルに届く穴を20カ所掘り、住宅基礎用の鋼管杭を埋設。杭の内側にはU字型パイプの熱採集管を入れ、パイプ内に雨水を通して水温を15度前後に保つ。この水はその後、地中熱用ヒートポンプを通じてキッチン、バスに供給されるほか、室内の壁に沿って配管されたパイプにも流し室温調整にも役立てる。
 今後は学生が住み込み、外部の水や電力に頼らず生活できるか探る。加藤教授は「4号以降は生ごみや排せつ物を自立処理できる家を造りたい」と話している。

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