学術ニュース  2012年01月11日 20:05

■生物資源科 加藤登紀子さん登壇 歌も披露し「農」を語る

 生物資源科学部は11月29日、同学部大講堂で国連環境計画親善大使を務める歌手の加藤登紀子さん(68)の特別講義を開いた。同学部生ら約200人が聴講した。

 加藤さんは「農のある持続可能な暮らし」と題し、井戸などの伝統的な生活技術と現代のインフラを組み合わせることが大切だと説いた。
 インドネシアなど多くの途上国の訪問経験を交え「途上国はそれぞれの知恵で生活を持続させてきたのに先進国に発展を強いられてきた。発展途上の国々では、歴史ある文化が失われつつある」と、開発のあり方に疑問を呈した。
 加藤さんは、親善大使として訪れた国々で子どもたちとの交流を記録した写真を紹介しながら、「今どこにいますか」(2003年)など3曲を披露した。
 その上で加藤さんは「人間にとって生命が最も大切。今日の飯、水があれば必ず明日は来る」と強調。人体を農場に例え、微生物などが土を肥やして健康な作物が育つように「人体は多くの命に育てられている」と、独自の目線で食物の大切さを訴えた。
 聴講した木村純平さん(国際地域開発2)は「豊かさとは何かを見直す良い機会になった」と話した。

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