学術ニュース  2011年11月25日 18:49

■芸術 イグノーベル賞受賞装置 肥田教授らデザイン提供

 一風変わった発明や研究に贈られる「イグノーベル賞」。ことしの「化学賞」は国内のベンチャー企業が開発した、耳の聞こえない人にもわさびの匂いで火災の発生を伝える「わさび火災警報装置」に決定した。実は、この警報装置のデザインを芸術学部の肥田不二夫教授(インダストリアルデザイン)らが手掛けていた。

 香りと製品との関係について研究していた肥田教授のもとに、メーカーから装置のデザインの依頼があったのはおととしの夏。肥田教授らはデザインするに当たって、装置をできるだけ小さく軽くし、室内の景観を損なわずに配置できるよう工夫した。また、わさびの香りを噴射する際に噴出口の周りが赤く光るようにし、視覚でも警報を認識できるようにした。わさび警報機は現在、高齢者福祉施設などに設置が進んでいる。デザインには土田修研究所教授(同)、清水敏成講師も関わった。
 肥田教授は「噴出口の奥行きなど細かいところまで企業側との調整を重ねた結果、耳の聞こえない人にも使い勝手のいいものになった」と話している。

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