総合ニュース  2011年11月16日 14:48

■教育力の向上と質の保証へ 盤石の経営基盤築く

 田中英壽理事長と大塚吉兵衛総長は9月30日、日本大学会館大講堂で行われた就任式で、新執行部として財政基盤の強化と教育力の充実などに取り組む決意を明らかにした。

 2期目となる田中理事長は、大学の経営環境は今後も一層厳しさを増すとの見通しを示し、自身の一期目(3年間)の任期中に25億円の赤字(2007年度)から71億円の黒字(10年度決算)に転換したものの「まだ健全財政とは言えない」とし、盤石の経営基盤構築までさらに「改善・改革」が必要との認識を示した。
 大塚総長は「本学がかつて隆盛を極めた時のような環境は望めない」との現状認識に立ち、困難な時代には「何らかの新しい発展の条件を求める必要がある」とあいさつした。総長は現下の「最大の目標」として「教員の教育力の向上」に言及。「社会に送り出す卒業生の質の保証」を期するべきだと述べた。総長は「質の保証」の鍵を握るのが「全学的な、共通の教養教育をコアとした日大スタンダードである」とも述べた。FD活動を講演会や教授法の研究のみにとどめず、授業の意図を確実に学生に伝えられるような「パフォーマンス」を教員が身に付けることも不可欠との考えを示した。
 また、私見とはしながらも、学生が身に付けるべき「教養」の中身については「日本語の論理的な文章が書ける。国際語である英語の読み書きができる。論理的な思考力がある」を挙げた。
 一方、学生が集まりにくくなっている「独立大学院」の総合科学研究科は廃止し、グローバル・ビジネス研究科は今後学生の募集停止を検討中であることを明らかにした。
 理事長、総長のあいさつの後、鏡開きが行われ、新理事に就任した小澤一郎衆院議員(69歳、1967年大学院法学研究科入学)が乾杯の音頭を取った。

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        田中理事長 

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         大塚総長

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