総合ニュース  2011年01月08日 09:55

■―法― グリー田中社長講演 「劣悪住居で自ら追い込んだ」

 米誌「フォーブス」にアジアの若き億万長者として紹介されたグリー株式会社社長の田中良和さん(33歳、1999年法卒)が11月20日、法学部校友会などの招きで講演した。日本初のソーシャルネットワーキングサービスとして立ち上げた「GREE」を、携帯電話の「無料」ゲームなどで売り上げ高約350億円の上場企業に急成長させた田中さんは、進むべき道が見えずに悩んだ学生時代を振り返るなど、約1時間半にわたって熱く語った。

 大学に入るまでは、将来何をしたいか分からず常に悩んでいたという田中さんは「何かに挑戦し世の中の役に立ちたい」という気持ちだけでやみくもに突っ走ってきた。IT産業に飛び込んだのは「現代のイノベーションを支えた分野で、インパクトが強く魅力的だったから」と回想した。
 社会人になってからは、とにかくハングリーな生活を送ることで、モチベーションを上げた。エアコンも使えないような、なるべく安くて狭い劣悪なアパートを選んで住んだ。「そうすることで、1日も早くここから出たい」と自らに思わせるようにした。
 学生に最も伝えたいことは「年金崩壊など、これから日本社会が没落していく中で『なんとかなる』といった根拠のないことを言う若い人が多い。なんとかしない限り、状況はさらに危なくなるということを理解した方がいい」と助言した。

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      学生時代を語る田中さん

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