スポーツニュース  2010年10月30日 09:01

■ボート・全日本 男子エイト、かじなし4人スカルで快漕 連覇果たす

 ボートの全日本選手権が9月9日から12日まで埼玉県の戸田ボートコース(2000メートル)で行われ、本学は男子エイト、同かじなし4人スカル、同かじ付きペアで優勝した。同かじなし4人スカルの優勝は2年連続3度目。同エイトの優勝は2年連続4度目で、学生クルーの同種目連覇は中大以来12年ぶりの快挙。
文・写真=中村勇介


 男子かじなし4人スカル決勝は1000メートル付近まで2位の明大と競り合っていたが、1500メートル付近で引き離し6分32秒66でゴールした。
 昨年と同じ顔合わせとなった男子エイト決勝。連覇の期待が懸かった本学は、序盤から積極的なレースを展開、500メートル付近から徐々に他艇との差を広げていくと、得意の中盤、息の合った漕ぎで正確なピッチを刻み2位のNTT東日本東京に1艇身の差をつけ、6分04秒94でゴールした。

8人で意識共有
 ○…「これからはターゲットにされる」。昨年の全日本選手権優勝後、一人のコーチがこう漏らした。それから1年。社会人チームの“日大包囲網”をものともせず、圧倒的な強さで勝利。3週間前の全日本大学選手権(インカレ)でのミスを見事に修正し、能力の高さを証明してみせた。
 自他共に認める優勝候補として臨んだインカレ。本学は思わぬすきを見せてしまう。スタートに力が入りすぎて出遅れた。優勝したものの課題を残し、主将の安本竜二(法4=滋賀・高島高)は「社会人チームは、すきを突いてくるのがうまい」と本番に向け「修正」の必要を痛感した。
 中盤で相手を見ながらレースを有利に進めるには、スタートが決定的に重要だ。メンバーはインカレでのミスに危機感を抱き、気持ちを引き締めて練習に取り組んだ。
 ボート部のコーチは誰もが「自立した選手」であるよう部員に求める。選手自身が考え、話し合い「一つの船を8人で動かすという意識」をもう一度共有した。短い期間で全員が同じ動きをできるようになり、スタートは格段によくなった。
 迎えた決勝では、全員が自信を持ってスタートから「出る」方針を確認。ほぼ横一線のスタートから徐々にペースを上げ、500メートル付近で先頭に立った。それでも「もっと前に出よう」と声を掛け合い攻め続けた。NTT東日本東京の追撃を許さずゴールすると、クルーは叫びながら何度もガッツポーズを繰り返した。
 全日本のエイト連覇への道のりを高い修正能力で引き寄せ、社会人相手にも強さを見せ付けたクルーは「今季最高のレース」と感情を高ぶらせて口々に言った。


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社会人を圧倒し、12年ぶり学生連覇で喜ぶエイトのクルー

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