総合ニュース  2010年10月28日 18:18

■医・工学の専門家結集 先端脳科学の応用分野探る 学部連携シンポ

 本学の学部連携シンポジウムの本年度第1回目が、NU-Brainシンポジウムと題して9月11日に東京都千代田区の島津製作所東京支社イベントホールで開かれた。本学の理工・生産工・医学部の教授ら8人を含む14人が参加、約100人が聴講した。

 医学部の酒谷薫教授(脳神経外科学系光量子脳工学分野)が「NIRSの臨床応用の最前線」と題して基調講演を行った。NIRS(近赤外線分光法)とは、近赤外光を用いて血液中のヘモグロビンの増減などで脳活動の様子を計測し、画像化する方法。現在実用化に向けて研究が進められている。医療現場での脳活動計測の主流は、磁気により鮮明な3次元画像が描けるMRI(磁気共鳴画像装置)。MRIに比べるとNIRSの画像は荒いが、測定対象が多少動いても瞬間ごとの計測ができる利点がある。
 これを受け、3テーマについて専門家9人が講演。理工学部の高橋聖准教授(情報科学)は「NIRSにより、思考するだけで機械を動かすことができれば、体が不自由な障害者の支援などに応用できる」などと述べ、さまざまな可能性があることを明らかにした。
 NU-Brain実行委員長を務める生産工学部の綱島均教授(制御工学)は「医学と工学が連携することで得意な分野を生かせる」と話した。

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聴講者からの質問に答える酒谷教授

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