総合ニュース  2010年04月16日 21:23

■学部連携シンポ開催 長年の課題に新たな一歩

 2月20日から27日にかけて、本学本部が主催する「日本大学学部連携研究推進シンポジウム」が日本大学会館などで開催された。学部間の連携シンポジウムを本部主催で開くのは初めて。同一テーマを討論する場を設けることで本学の総合力を生かした研究を推進し、社会に貢献することが目的。今回は三つのテーマに絞りシンポジウムを行い、長年の課題とされた学部連携への新たな一歩を踏み出した。

 学部、個人レベルでの学部間連携研究は以前から行われていたが、予算などの問題で限界があった。今回は、本学の学術研究を推進するため、初めて本部が主体となった点が画期的だ。
 2月20日に生物資源科学部、22日に工学部で行われた「持続可能な自立共生空間の構築と発展的コミュニティの形成」には3学部と短期大学部の関係者279人が参加。資源枯渇と環境破壊の問題に対応しつつ人々の生活を健康で持続可能にするためには何をすべきかを話し合った。
 23日に日本大学会館で行われた「日本大学先端バイオフォーラム」では9学部と短期大学部、大学院総合科学研究科の関係者113人が参加。各部科校が持つ最先端のバイオ研究に関する情報交換を目的に、エイズやがんなどの難病治療のためのワクチン開発などが紹介された。松戸歯学部の安孫子宜光教授(ゲノム機能科学)は「キャンパスが分かれていて共同研究が難しい本学にとってこうした場は貴重だ」と述べた。
 26、27日に理工学部駿河台校舎で行われた「海洋空間利用シンポジウム2010」には4学部と大学院総合科学研究科の関係者約90人が参加。温暖化に伴う海面上昇による島国の国土水没への対策について討議、理工学部海洋建築工学科を中心に研究を行っている「NUフロート」という人工の浮体施設が紹介された。
 今回のシンポジウム全体を通して研究総合事務室の森田芳樹課長は「参加者の評判は良かった。本学の学術研究の目標である『日本大学発イノベーションの実現』を達成できるようさらに学部連携を進めていきたい」と話した。連携シンポは今後も開催予定だ。


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海洋シンポでは国土水没問題について討議された

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