学術ニュース  2010年02月01日 15:45

■国際関係 旧家の文書目録出版 地元の歴史研究者らが編集

 国際関係学部図書館は、江戸時代の伊豆・丹那村(現、静岡県函南町)の在地代官だった川口家に残された各種古文書をまとめた「新版『伊豆国田方郡丹那村川口家文書目録』」をこのほど出版した。

 同家文書は「地方の史料はその地にあってこそ活用される」という川口家子孫の川口次郎氏の意向で、1970年に同学部図書館に寄贈された。81年にはこの中の約1600点を調査の上、目録(旧版)として出版されている。
 今回の新版目録作成は、静岡県史の編さんにも携わっている地元の歴史研究者橋本敬之氏らが2004年に着手、近世から近代にわたる3601点を収録した。
 発行を記念して11月27日には静岡県三島市の東レ総合研修センターで「江戸時代の丹那村と他地域の交流|川口家文書からひも解く」と題し、橋本氏による講演会が行われた。江戸時代の初めは幕府の直轄領だった丹那村は、元禄期から旗本の酒井家が支配するようになり、同家の下で次第に川口家が在地代官として重きをなすようになったという。

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「川口家文書」について説明する橋本氏

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