学術ニュース  2009年11月04日 19:58

■松戸歯 かむ力が強い人ほど長生き 那須教授が研究発表

 松戸歯学部の那須郁夫教授(地域保健学)が高齢者に関する調査データを分析した結果、かむ能力が高い人ほど健康で長生きできる傾向があることが分かった。

 調査に用いたデータは、本学総合学術情報センターと人口研究所(代表=斎藤安彦教授)が1999年以降5回にわたって収集。全国の65歳以上の高齢者約5000人を対象に実施した。食品の硬さを5段階に分類した表を対象者に示し、普段の食事でかみ切れる食品を答えてもらい、その中で最も硬い食品をかむ能力の指標とした。
 調査の結果、さきいかやたくあんをかみ切れる能力5と、同4以下の人とを比較した結果、能力5の人の健康余命は同4以下の人より2・8年、平均余命は2・4年長いことが分かった。健康余命とは他人の世話にならず自立して過ごせる余命。
 同教授は「健康余命を延ばすにはかむ能力を維持、向上させることが有効」とし、①歯や入れ歯の手入れ②歯科医院での定期的チェック③かむ筋力のトレーニング-の三つが大切だと話した。

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