スポーツニュース  2009年06月24日 14:08

■陸上 関東学生対校 ダニエル快挙 大会史上初 中長距離 4冠

 陸上の関東学生対校選手権が5月16日から24日まで東京都新宿区の国立競技場などで行われ、男子800メートル、1500メートル、5000メートル、1万メートルでダニエル・ギタウ(国際関係4=ケニア・ガル高)が大会史上初めて中長距離4種目制覇の快挙。女子1万メートルでは後藤奈津子(同=埼玉・春日部女子高)が初優勝した。文・写真=池谷 円

 ダニエルは大会初日の男子1500メートルでスタートから他選手を寄せ付けず、2位を6秒以上離す3分44秒18で制した。2日目の男子1万メートルは序盤こそベンジャミン・ガンドゥ(国際関係1=ケニア・ガル高)、コスマス・オンディバ(山梨学院大2)、柏原竜二(東洋大2)ら有力選手と並走していたが、中盤で引き離し28分39秒94で優勝。4日目の男子800メートルでは優勝候補とされた横田真人(慶大4)の後ろに付け残り約300メートル地点のスパートで、横田を振り切ると1分48秒06秒で大会記録を更新した。同日の男子5000メートルでは柏原に1秒35まで迫られたものの、13分47秒19で優勝、4冠を達成した。
 後藤は初日の女子1万メートルを33分36秒72で制した。3000メートル付近から斉藤千望(城西大3)との一騎打ちとなり残り100メートルで斉藤を抜き去りゴール。3日目の女子5000メートルは2位だった。
 3日目に行われた男子円盤投げは、犬伏拓巳(文理1=北海道・帯広農高)が49メートル12を記録、2位に入った。
 後藤の話 初出場で優勝できると思わなかったのでうれしい。コーチの指示通りのレース展開に持ち込めてよかった。

記録より優勝
 ○…男子1500メートル決勝。ダニエルはスタートと同時に一人飛び出すと、一度も首位を譲らずゴールした。まずは1冠。大会史上初の4種目制覇の序幕は、観客のどよめきを呼ぶほど軽々と達成された。
 最大の難関は800メートル。長距離の練習に専念していたダニエルは、800メートルの練習は1回もしていなかった。本命は、横田といわれていた。「距離が短いから少しでも離されたらおしまい」。ダニエルは、経験で勝る横田の背後についた。残り300メートルでスパートをかけると、横田を引き離してゴール。並でない脚力を見せつけた。
 800メートルを終え、次の5000メートルまでは1時間しかなかった。マッサージなどで疲労を回復させて挑んだが「800メートルのレース感覚が体から離れず、突っ込んでしまって、3000メートル付近からきつかった」という。強豪の柏原に迫られたが粘り切った。
 4種目出場を決めたのは、エントリー締め切り直前だった。「日程は厳しかったが“日大スポーツ”を盛り上げたくて出場を決めた。記録より優勝を目指した」。本学入学以来、箱根駅伝や出雲駅伝で、驚異的な成績を残してきたエースもついに最終学年。「自分が持っているすべての力を出し切り、チームを優勝に導く」とさらなる活躍を誓った。
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男子1万メートルで次々と周回遅れの選手を抜き去るダニエル

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