スポーツニュース  2009年06月24日 13:55

■競泳 ジャパンオープン 上田が2種目で優勝 世界選手権へ勢い付ける

 競泳のジャパンオープン2009が6月5日から7日まで東京都江東区の辰巳国際水泳場で行われ、上田春佳(経済3・東京SC=東京・武蔵野高)が女子100メートル、200メートル自由形で優勝し、連覇を達成した。

 200メートル自由形では前半50メートルから他を寄せ付けず、2位の星茜(埼玉栄高3)に2秒03差をつけ1分59秒29で1位だった。100メートル自由形は、前半50メートルで山口美咲(近大2)に0秒26差をつけられたが、後半で粘りを見せ、逆転。日本記録に0秒12差に迫る55秒09の泳ぎを見せた。
 男子1500メートル自由形は土岐健一(経済3・セントラルスポーツ=山形・鶴岡工高)が2位。また、葛原俊輔(同2・セントラル東戸塚=神奈川・湘南工科大付属高)が同200メートル自由形と同100メートルバタフライで4位だった。

苦境乗り越え
 ○…「絶不調」のコンディションの中、上田が2種目で連覇を達成した。7月の世界選手権を控え、自由形のエースはまた一つ“本番”での表彰台に向け自信を深めた。
 5月に行われた日本・豪州対抗2009(日豪対抗)で、昨年5月に負傷した右足の人さし指のけがを再発させていた。つぶれかかっていた骨が完全につぶれ、スタートやターンで激痛が走った。治療を続け、日本代表の合宿もこなしながら迎えた今大会。疲労はピークだった。しかし「疲れやけがは言い訳にならない」と上田は言い切った。
 日豪対抗以降、スプリント練習に力を入れていたため、200メートルの練習は一切していなかった。「こんな練習不足の状態で大丈夫だろうか」と思い詰めるほど自信を失っていた。200メートル自由形は1分59秒29で優勝はしたものの、日本記録からは約2秒も遅い。前半でスピードに乗り切れず、事前の想定を裏切ってしまった。納得がいかない。そこで100メートルでは「後半で粘る」作戦に切り替えることにした。さらに今までウオーミングアップに取り入れてこなかったスプリント練習をして、200メートルの悪いイメージを振り払った。
 100メートル自由形予選は55秒60とまずまず。決勝の前半は隣のコースの山口にわずかな差を付けられたが、後半からは上田の独壇場。混戦のトップ争いから頭一つ抜け出すと、スピードを落とすことなくゴール。55秒09と日本記録まであと0秒12の好記録だった。「調子が悪い中でこのタイムはうれしい。自信が戻ってきた」と、いつもの明るい笑顔がはじけた。
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上田は不調ながらも連覇した

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