スポーツニュース  2009年05月31日 11:41

■競泳日本選手権 上田春佳 100メートル、200メートル自由形で連覇 世界選手権へ

 競泳の日本選手権が4月16日から19日まで静岡県浜松市の古橋広之進記念総合水泳場で行われ、本学の上田春佳(経済3・東京SC=東京・武蔵野高)が昨年に続き女子100メートル、200メートル自由形で連覇し、7月にローマで開かれる世界選手権の代表に決まった。葛原俊輔(同2・セントラル東戸塚=神奈川・湘南工科大付属高)は男子自由形で、伊藤華英(2007年経済卒=セントラルスポーツ)は女子自由形と背泳ぎで代表入りした。文・写真=名取沙季

 

上田は大会2日目の女子200メートル自由形決勝では他を寄せ付けず、100メートルを57秒71で折り返すと、そのまま独泳。1分58秒32で優勝した。
 同100メートル自由形では伊藤と激しいトップ争いを展開した。前半50メートルでは0秒10差まで詰め寄られたが、後半の25メートルで振り切り55秒18で優勝。伊藤は100メートル、200メートル自由形でいずれも2位だった。上田は日本記録こそ更新できなかったが、2種目で連覇を飾り、世界選手権への代表権を獲得した。
 初出場した50メートル自由形はスタートで出遅れ、3位に終わった。上田は「課題が残る内容だった。7月までにスタートを修正したい」と語った。
 葛原は男子200メートル自由形で惜しくも4位、伊藤は女子100メートル、200メートル背泳ぎでも2位だった。


前半勝負にかけた

 ○…「調子が良かったから、ちょっと高望みし過ぎたかも」。短距離2種目で優勝しながら日本記録の更新を逃した上田が、苦笑した。2月に日本短水路選手権で100メートル、200メートルとも日本記録を更新し、3月の高地合宿でも調子を上げていた。日本記録を更新できる自信はあった。
 しかし今大会の200メートル決勝ではスタートから動きが硬く、日本記録から約1秒遅い1分58秒32でゴール。「全然だめ。久々の試合で緊張していた」と振り返った。「100メートルは前半勝負。予選から飛ばす」と臨んだ100メートル予選。1位で通過したものの、スタートでまたしても遅れを取った。「とにかく自分の泳ぎに集中しよう」。ウオーミングアップをいつもより長めに行い、気持ちを集中させた。予選直前にはともに練習している寺川綾(ミズノ)や加藤ゆか(東京SC)が日本記録を更新した。「自分が流れを止めるわけにはいかない」と仲間の活躍にひそかに闘志を燃やした。
 決勝のスタートはまずまず。浮き上がりから隣を泳ぐ伊藤と競り合う展開となった。50メートルの折り返しは、ほぼタッチの差。後半、少し体が浮き「締まりのない」泳ぎになった。それでも伊藤を引き離し、日本記録まで0秒21差に迫る泳ぎを見せた。「勝ててほっとした」と、一瞬表情をほころばせたが「これが今の実力。スピード、持久力ともに強化する」と冷静に課題を挙げた。
 平井伯昌ヘッドコーチ(同)に出した今年の年賀状に「世界でメダル争いをしたい」と書いた。挑戦権は手に入れた。世界選手権では、その豪快な泳ぎが世界を沸かせるはずだ。

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表彰式後、笑顔を見せる上田(右)と伊藤 200メートル決勝、上田は首位を独泳(丸写真)

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