学術ニュース  2009年04月20日 20:45

■法 大宮校舎に別れ

 40年にわたり法学部1年生の学びやとして親しまれた大宮校舎(さいたま市大宮区)が、今年度限りで役割を終える。新年度から法学部の新入生は全員、しゅん工式を終えたばかりの三崎町校舎(10号館=地上9階地下1階)などで授業を受ける。

 JR大宮駅からバスで約20分。武蔵野の自然が残る広大なキャンパスで最後に学んだのは政治経済、新聞、経営法、管理行政(新年度から公共政策)の4学科の1年生。4月以降は大宮校舎に立ち入れなくなるが、体育館やグラウンドは引き続き体育の授業やサークル活動などに使われる。
 同学部のすべての学科が三崎町に統合される背景には、首都圏の大学の相次ぐ「都心回帰」志向がある。現に、11年前に法律学科だけを三崎町に移したときは志願者が増え、入試の合格点も上昇した。今回移転する4学科についても、2009年度の志願者数は軒並み増えた。法学部の「都心回帰」戦略も確実に受験生の心をつかんだようだ。
 さらに、今回のキャンパス統合は、学生と教員との密接なコミュニケーションをもたらしそうだ。大宮キャンパスには研究室がなく、教員は授業が終わると三崎町に移動した。移転により学生は教員を訪ねやすくなる。
 一方で、この「都心回帰」を素直に喜べない学生もいる。アメリカンフットボールサークル「ファニーブレイブス」の鈴木宏明さん(法律1)は「新年度に人が集まるかどうか」と心配顔だ。三崎町から大宮キャンパスまでは1時間以上かかる。これまで、1年生に限っては移動時間を考える必要はなかった。大宮キャンパスを拠点とするサークルは、新年度から新入生の勧誘戦略の立て直しを迫られそうだ。

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40年の歴史に幕を閉じる大宮校舎

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2月に完成した三崎町校舎10号館

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