総合ニュース  2008年10月27日 18:26

■医 平柳准教授永谷園と研究 ショウガの効用を人で検証

 医学部の平柳要准教授(衛生学)は食品メーカー永谷園と共同で、ショウガが体を温めダイエットなどに役立つことを実証した。

 永谷園はすでにカップスープ『「冷え知らずさん」の生姜シリーズ』を販売するなどショウガの商品化に力を入れており、今後も研究成果を商品開発に生かす方針。
 ショウガの効用についての実験はラットなどの動物では行われていたが、人に効用があることを確かめたのは平柳准教授らの実験が初めて。
 同准教授らは冷え性ぎみで、ショウガアレルギーのない女性19人を対象に、生ショウガ10グラム相当のショウガ抽出物を摂取した場合と20グラム相当を摂取した場合、エネルギー代謝がプラセーボ(でんぷん)のみを摂取した場合と比較し、どう異なるかを明らかにする実験を行った。その結果、10グラムのショウガを摂取した場合は、交感神経の働きが高まり、2時間後のエネルギー消費量が安静時に比べ8・2%上昇したほか、脈拍数も増加し体幹を温める効果があることが分かった。また、20グラム相当を摂取した場合のエネルギー消費は、摂取してから2時間後で10%以上になることも確認された。
 ショウガは古くから体を温める食べ物として知られてきた。ショウガを加熱すると、殺菌作用のあるジンゲロールという成分が体を温める効果のあるショウガオールに変化するためとされる。生で食べるとエネルギー消費効果はあまりないが、ショウガ紅茶などとして飲むと体幹が温められ、冷え性などが改善されるのもそのためだ。また、より多くのエネルギーを燃焼させるのでダイエット効果も期待ができるという。
 
平柳准教授の話 
研究成果が商品に生かされてうれしい。日大のアピールにもなり良かった。

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