総合ニュース  2008年10月22日 20:28

■理工 2代目衛星開発へ 展開技術の実証を目指す

 理工学部の中村義隆教授(弾性力学)と宮崎康行教授(宇宙機設計)の研究室は、4月に打ち上げに成功した小型人工衛星「SEEDS」に続く2代目の小型人工衛星「SPROUT」の開発に着手した。

 「SPROUT」とは「芽」「新芽」を意味する英語で「独自技術に関する宇宙研究」という意味の英語の頭文字から取った。「種子」を意味する初代の「SEEDS」の成功を受け、次のステージでも研究が「芽」を出すという期待が込められている。
 膜を主材料とする構造物を、畳んだ状態で地上から打ち上げ、宇宙空間で展開する技術の実証が目的。こうした構造物は「宇宙柔軟構造物」と呼ばれる。打ち上げの際に搭載物を小さく収納することで、打ち上げ全体にかかるコストや時間などの削減が期待できる。日本ではまだ宇宙空間で展開した実証例はなく、成功すれば日本初の快挙となる。
 現在はさまざまなシミュレーション結果の信頼性を評価している段階で、打ち上げモデルの完成目標は2009年12月。その後、他大学などの協力を得て実験を重ねて、11年2月ごろに打ち上げを予定している。
 衛星本体は「SEEDS」より大きく、一辺が20センチの立方体で重さは3キロ程度になりそうだという。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.