総合ニュース  2008年10月06日 22:27

■松戸歯 川良教授らが開発 上野投手のマウスピース

上野 マウスピース.jpg
上野投手と鈴木浩司専任講師(右)

 日本女子ソフトボールチームのエースとして北京五輪で活躍した上野由岐子投手(ルネサス高崎)のマウスピースを、松戸歯学部の川良美佐雄教授(口腔機能学)らのグループが開発、提供していたことが明らかになった。

 “上野仕様”のマウスピースを開発したのは川良教授と鈴木浩司専任講師(口腔機能学)、松原由佳助手の3人。昨年夏ごろ、上野投手が知人を通じて松原助手に機能性の優れたマウスピースの開発を打診してきたのがきっかけ。実は、上野投手は数年前からマウスピースを使っていたが、ラグビー選手などが使う分厚いもので使い勝手が良くなかった。依頼を受け川良教授らはプロジェクトチームを作り、本格的な開発に取り掛かった。
 開発のヒントは、シドニー、アテネ五輪で日本チームの監督を務めた宇津木妙子さんの「上野は投球の際に下あごを出す癖がある」との助言だった。プロジェクトチームは、すき間をマウスピースで埋めると下あごが固定され、下あごを出す癖も自然に矯正されるのではないかと考えた。
 素材は試行錯誤の末、ポリオレフィンという柔らかい樹脂を選んだ。厚みや色が異なる5種類の試作品を五輪合宿直前に上野投手に届けた。同投手は金メダル獲得後「強い球を多く投げられるようになった」と話している。

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