学術ニュース 2008年08月28日 11:59
■文理 小、中学生ら471人が参加 科学実験フェア開く
文理学部の理系学科は7月19日、子どもたちの科学への興味を高めようと科学実験フェアを同学部百周年記念館で開催し、化学科など6学科が19のテーマで実験を行った。小、中学生と保護者が対象で、471人が参加した。同フェアは今回で7回目。
物理生命システム科学科の中里勝芳教授(生物物理学)チームは「葉っぱが緑色なのはなぜだろう?」と題し光合成の実験をした。紫キャベツの煮汁が入ったペットボトルに子どもたちがストローで息を吹き込むと呼気に含まれる二酸化炭素が水に溶け、紫色の水が酸化して青色に変化。参加した子どもは「すごい! お母さん見て!」と歓声を上げていた。ところが、この煮汁の中にオオカナダモという水草を入れて日なたに置くと、水草が太陽光を利用して光合成を行い、二酸化炭素を吸収し酸素を吐き出すため元の紫色に戻った。子どもたちはその様子に興味津々だった。
実験を担当した吉野晴美さん(物理生命システム科4)は「ここでの体験が子どもたちに科学への興味を持ってもらうきっかけとなったらうれしい」と話した。
小学生の子どもとともに参加した水野嘉明さん(会社員 44歳)は「分からないことは学生が丁寧に教えてくれて、大人でも楽しめる内容だった。こんなイベントをこれからも定期的にやってほしい」と話した。
光合成の実験は子どもたちに大人気だった
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