学術ニュース  2008年07月23日 11:54

■理工 精細なホログラム再現 吉川教授らソフト開発 大日本印刷と共同で研究

 理工学部の吉川浩教授(光工学)はこのほど大日本印刷と共同で、平面なのに立体像が見えるホログラムをパソコン画面で確認しながら、製作を可能にする再生シミュレーションソフトを開発した。

 これまではホログラムの立体感や色合いなどの完成イメージを確認するには、実物に近い試作品を作り上げるしかなかった。しかし、試作品の製造には約1カ月かかるだけでなく、試作品が完成イメージと異なるときは、修正やデザイン変更に時間と費用がかかっていた。
 吉川教授らが開発したソフトを使うと製作開始から1、2日で実物に近いホログラムをパソコン画面で確認できるようになる。画像は実物と変わらないほど高精細で、ホログラムの特徴である立体感や違った角度から見たときの色の変化も確認できる。最大のメリットは、デザインの変更や修正を速やかに行えるので、開発費と時間を大幅に短縮できる点だ。
 ホログラム画像はデータ量が膨大で、一般家庭用のパソコンで再現しようとしても、計算量が多すぎて処理しきれなかった。吉川教授は肉眼で把握できないレベルで画像を粗くすることにより計算量を少なくし、一般家庭用のパソコンでも処理できるようにした。
 吉川教授の話 この技術によりインターネット間のデータのやり取りで、ホログラムの完成予想画像を確認できるようになる。

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