学術ニュース  2008年07月23日 11:32

■「心理学を宇宙にいかす」 JAXA山口氏説く

 本学心理学会主催のワークショップ「心理学をいかす」が6月28日、文理学部の4号館432教室で開かれた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の有人宇宙技術部グループ長の山口孝夫氏(1987年大学院文学研究科修了)らが講演した。

 2部構成で行われ、第1部は山口氏が「心理学を宇宙にいかす」と題し講演。6月2日に打ち上げられた日本実験棟「きぼう」内部の設計に携わった経緯を話した。また、宇宙飛行士の育成にもかかわってきた山口氏は、2003年に航空宇宙局(NASA)が打ち上げたスペースシャトル「コロンビア号」が帰還する際、テキサス州上空で空中分解した事故を例に挙げ、このような事故を起こさないためにも的確に問題を伝え意思決定ができる人材の育成が重要と説いた。その上で「宇宙飛行士は工学的な技術面だけでなく、コミュニケーションに大きく関係する心理学も学ぶ必要がある」とした。
 第2部では山口氏のほか読売新聞社の野中武生氏(90年文理卒)らをパネリストに招き、同学科の山田寛教授(認知心理学)が司会を務め心理学をどう社会に生かすかをテーマにパネルディスカッションを行った。

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