総合ニュース  2008年07月01日 13:51

■芸術 狂言、日本舞踊の粋を披露 各界の第一人者招く

芸術 狂言.JPG
「見物左衛門」を披露する野村氏

芸術学部の丸茂美恵子教授(芸術学)は5月31日、狂言と日本舞踊をめぐるシンポジウムを同学部江古田校舎中講堂で開催した。同教授は狂言や日本舞踊の第一人者を招き、約4時間にわたって講演や奏演、対談などを行った。
 

 「奏演と話 狂言と日本舞踊の芸態比較」では、和泉流狂言師で人間国宝の野村萬氏が狂言の芸態について「年を取ってもせりふが下手な役者は成り立たない。声やせりふは難しいが最も大切だ」と説いた。一方、花柳流四世家元の花柳壽輔氏は日本舞踊の芸能について「一つの振りから、次の振りへと移る間のつなぎ方が明暗を分ける」と解説した。来場者の中には大きくうなずく人や熱心にメモを取る人などがいた。
 講演後に野村氏は狂言「見物左衛門」、花柳氏は日本舞踊「悪太郎」の舞を披露。その後、両氏は舞踊学会会長の古井戸秀夫氏を司会に今回のテーマについて対談した。同教授は「めったに実現できないことに多くの方が協力してくださった。学生の心に残ればうれしい」と話した。
  
 同教授は6月7日、同学部江古田校舎Eー302教室において公開講座「舞踊と“ジャポニスム” 貞奴からピナ・バウシュまで」を開催した。
 ノンフィクション作家レズリー・ダウナー氏など4人の研究者や教授らが講演。日本人女性として初めて欧米の演劇舞台に立った明治時代の女優川上貞奴の評価を中心テーマに、舞踊とジャポニスムの関係を探った。ダウナー氏は「貞奴は欧米における日本の舞踊、文化のイメージをつくった」と述べた。
 このシンポジウムと公開講座は、丸茂教授が研究代表を務める文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業
「ORCNANA(OpenResearch Center
NU Art Nichibu&Asian dance)」の活動の一環。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.