連載・コーナー  2008年05月30日 19:07

■学生記者発 スコープ 体験を次に生かす

 小学生のときからテニスを始め、もう8年になった。その8年間を通じて学んだことが一つある。目標を持つことの大切さだ。
 

 中学生のときだった。鹿児島県に住んでいたわたしは公立中学に通っていた。私立中学には硬式テニス部があったが、県中学校体育連盟は公立中学に硬式テニス部の設立を認めていなかった。しかし、2年生の冬、設立が認められ、さっそく学校に申請書を提出。3年生のときに同好会としてスタートした。目標は団体戦で九州大会に出場することだった。
 同好会には、テニススクールで活動している選手が集まった。学校の名前を背負って初めて県大会の団体戦に出場できるとあって、得意なサーブやボレー、それ以外の練習にもいつも以上の集中力で臨んだ。また、キャプテンとしても仲間をまとめた。九州大会に出場したいという目標があったからだ。県の団体戦ではいきなり準優勝。九州大会にも出場した。テニス部で培った集中力はその後の高校受験でも生き、希望する高校に入学できた。
 高校にはテニス部があった。だが、2年生のとき、部を辞めた。自分で言うのも不遜(ふそん)だが、辞めたのは当時のテニス部が「あまり強くない」という、わたしの身勝手な理由からだった。その後も個別指導でテニスは続けたものの、明確な目標を持たず練習していた。中途半端な気持ちは学業にも影響。文章を書いたり、読んだりすることが好きになれず、小論文や国語を苦手とした状態で、ただ試験の結果を見て一喜一憂していた。
 目標を定めテニスや学業に取り組んだ中学時代。一方、ただ漠然と過ごした高校時代。どちらの過去も、もう戻っては来ない。だが、この貴重な体験をこれから生かそうと思っている。大学2年生になった。苦手である国語力を少しでも克服したい。今わたしは学生記者として、文章を書くことに汗を流している。
学生記者 片谷敬太

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