学術ニュース  2008年05月29日 18:43

■総科研 泰羅教授らが研究発表 絵本で感情豊かな子どもに

 親に絵本を読んでもらっているときの子どもは、脳の喜怒哀楽を生み出す「大脳辺縁系」という部分が活発に動いていることが、大学院総合科学研究科の泰羅(たいら)雅登教授(神経生理学)らの研究で発表された。

 大脳辺縁系は感情を生み出し、それに基づいて人の基本的行動を決定する領域。幼少期に大脳辺縁系が活発に働くことで情緒が安定し、子供は感情豊かに育つとされている。
 泰羅教授らは当初、読み聞かせによって子どもの思考や想像力、感情のコントロールなどの機能を持つ「前頭前野(ぜんとうぜんや)」が、活発に働くのではないかとの仮説を立てていた。しかし、実際には前頭前野が働いたのは読み聞かせる側の親であり、話を聞いている子どもの前頭前野は活動していなかった。

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