連載・コーナー  2008年04月25日 22:40

■時間(トキ)の人 斎藤源一郎さん

 中学、高校生による薬物乱用を防止する活動のリーダーとなる民間国連ヤング大使に付属山形高生徒会長の斎藤源一郎さん(3)が選ばれた。地域に密着した活動をしたいと意欲的だ。

 中学生のころから、生徒会活動の一環として街のクリーン作戦や除雪作業に参加してきた。高校の生徒会でも同じようなボランティア活動を続けている。
 毎年6月には、麻薬・覚せい剤防止センターが全国規模で薬物乱用防止対策のための「ダメ。ゼッタイ。」普及活動を行っている。この活動を通じ、リーダーとなる若者6人が民間国連ヤング大使に選任される。昨年の北海道、東北ブロックでの募金額は山形県が1位だったため、同県が代表を出すことになった。付属山形高は、長年の精力的なボランティア活動が関係者の目に留まったことから推薦を受け、今年3月、同校生徒会長が北海道・東北地区の代表に任命された。
 ヤング大使に選ばれたばかりのころは「うれしい」という気持ちが強かったが、同月24日、福田康夫総理大臣を表敬訪問した際「麻薬は若い人を傷つけ、一生を駄目にしてしまう。薬物で金もうけをする人がいる時代だからこそ、これから頑張って活動してください」と励まされ、気を引き締めた。
 同月25日からは、ウィーンにある薬物対策の国連専門機関である国連薬物統制計画(UNDCP)を訪問、日本で集まった約1700万円の募金を寄付した。また、薬物に関する勉強会にも参加した。この訪問を通じて、薬物乱用防止活動を精力的に行うUNDCPの人たちのように日本で頑張ろうと強く思った。
 民間国連ヤング大使には定まった任期はなく、いわば終身の地位だ。今後の目標は「少しでも多くの人に薬物乱用防止活動に興味を持ってもらうこと。この活動を継続していきたい」と真剣な口調で話した。(坂)

1991年2月20日、神奈川県生まれ。付属山形高3年。17歳。趣味はバスケットボール。
民間国連ヤング大使に任命された斎藤 源一郎さん

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.